nbhrskmtの日記

備忘録

CD900STのイヤーパッドに一時的な変更を加える

変更後のCD900ST画像

目的

ソニーMDR-CD900STは検聴に使うものであるが、一時的に音楽鑑賞にも使いたい。

A案

イヤーパッドがくたびれている場合。 イヤーパッド交換後、パッドの上から古いウレタンリングを重ね、キッチンペーパーを被せ、輪ゴムでとめる。

B案

イヤーパッドがまだ使える場合。 純正のイヤーパッドを外し、代替となる「あんこ」にキッチンペーパーを被せ、輪ゴムでとめる。

装着物の作り方

用意するもの

  • キッチンペーパー2枚。
  • 輪ゴム2本。
  • (A案の場合)
  • (B案の場合)

作業

A案の場合
B案の場合
  • イヤーパッドの「あんこ」になるオーリングを作る。
    • 耳が側面にぶつかることを防ぐよう厚手に作る。
    • 材質を選び、厚さを変え、いろいろ作ってみる。
    • 装着しては試聴を繰り返し、好みの装着感、好みの音に近づける。

手順

装着手順
  1. (A案の場合)CD900STのパッドの上にウレタンリングを重ねる。(B案の場合)パッドを取り外し、自作オーリングをCD900STにのせる。
  2. リングの上からキッチンペーパーを被せる。
  3. 輪ゴムでキッチンペーパーをCD900STにとめる。
  4. 手順1から3をCD900STの左右に適用する。
  5. 試着を繰り返し、ヘッドフォン装着の邪魔にならないよう、輪ゴムやキッチンペーパーを調整する。
元に戻す手順
  • キッチンペーパーの端を摘んで引っ張れば簡単に取り外すことができる。
  • (B案の場合)純正イヤーパッドをCD900STにつける。

装着時の評価

良いところ

  • 聴感上、高域が和らぐ。
  • 耳が側面にぶつかることを防ぎ、耳の痛みが減る。
  • キッチンペーパーが吸湿してくれるおかげか、蒸れることが少ない。
  • イヤーパッド表面が劣化して黒いつぶつぶが散ったとしてもキッチンペーパーが防ぐ。

いまいちなところ

  • 見てくれが悪い。
  • キッチンペーパーが汚れる、または、埃をまとう。
  • 音量を少し増やす必要があるかもしれない。
  • イヤーパッドの厚みが少し増すので、アジャスタを1段伸ばす必要があるかもしれない。

補足

  • 只今長期試験中。
  • 他社製のヘッドフォンに応用可能かもしれない。
  • 本稿は、ボブクリアマウンテンの故事に倣った。詳細は以下の頁。

nbhrskmt.hatenablog.com

RC snubber回路を復習

RC snubber

定義

面倒なのでwikipediaで済ましてみる。

resistor-capacitor (RC) snubber

en.wikipedia.org

  • いわゆるスパークキラーもsnubberの例。
  • Boucherot cellを見にゆくとZobel networkも登場。

計算

f=1/(2π √(LC)); C=L/R2; とすると f=1/(2π RC);

すべきこと

実験。 どうやって効果を確認するか。

参考

Zobel network

https://www.aes.org/par/z/#Zobel

Zobel network or Zobel filter [Also called Boucherot cell after Paul Boucherot who worked extensively with electrical networks and power.]

  1. A filter designed according to image parameter techniques.

  2. Audio amplifiers. Zobel networks are used in audio amplifiers to dampen out high frequency oscillations that might occur in the absence of loads at high frequencies. It is the commonly seen series resistor-capacitor combination located directly at the output of the driver stage, just before the output inductor (in analog power amplifiers). Typical values are 5-10 ohms in series with 0.1 microfarads. The network limits the rising impedance of a loudspeaker due to the speaker coil inductance. The output inductor found in most analog power amplifiers used to disconnect the load at high frequencies further aggravates this phenomenon. See Douglas Self's book for a good discussion of audio amplifier Zobel networks.

  3. Loudspeakers. Some loudspeaker crossover designs include Zobel networks wired across the tweeter (high frequency) driver to compensate for the rise in impedance at high frequencies due to the inductance of the voice coil. The goal here is to try to keep the load seen by the crossover circuitry as resistive as possible.

[After Dr. Zobel's paper appearing in the Bell Labs Journal: Zobel, O. J., "Theory and Design of Uniform and Composite Electric Wave Filters," Bell Sys. Tech. J., Vol. 2, pp. 1-46, Jan 1923.]

  • BSTJは有名で、私も学生の頃、図書館で読んでいた。
  • 当該論文は1923年の発表だから約百年前から技術者には知られていた*1と思う。

本ブログにおいて3番が気になるところ。

Neve 1073

loudspeakerの例ではないけれど。。。

  • 出力トランス二次側のRが1.5KΩ, Cが0.01uFらしい。
  • マイク入力のトランス二次側80pFだけどRが無いのは何故か。
  • ライン入力のトランス二次側2.2nFだけどRが無いのは何故か。

Focusrite ISA

pro.focusrite.com

“Mr. Neve, when developing the ISA at AIR Studios, tuned the preamp's Zobel network by ear."

謝辞

ある方のブログにでてくる方式はsnubberか否か復習しようと思ったのが本日記の発端です。 当該ブログの引用はしないがここに感謝します。

似ているところと異なるところを以下に表形式でまとめてみる。

- 当該方式 Zobel network
似ているところ どちらもCRを直列接続して、増幅機とラウドスピーカーの接続に対して並列接続。Rの値が近い。
異なるところ ラウドスピーカー側に設置。Cの値がマルチピコファラッドの世界。SPICEを使っても正弦波の場合に対象周波数が可聴帯域外になり当該方式をZobel networkと呼ばなかったのかもしれない。 増幅器側とラウドスピーカー側の両方を対象。Cの値がサブマイクロファラッドの世界。
  • ピコファラッドが効いてくるのは、例えば矩形波のリンギングに対してだろうか。
  • 広い意味でインピーダンス整合の話に落ち着くのか否か。

*1:famousという意味ではなくwell known

hosted payloadについて

記事

spacenews.com

www.ll.mit.edu

Another difference is that the SĀCHI payloads will rely upon the Japan radio-frequency (RF) communication link to the ground. "Japan is only able to allot 2 kilobits per second for downlink for the payload, whereas SensorSat utilizes 7.5 megabits per second through a dedicated link to the Air Force Space Control Network of ground receivers. Therefore, a significantly different approach is required for getting mission data to the ground," says Mark Bury, program manager for the SĀCHI development.

(追記)2Kb/sらしい。

経緯

防衛研の高橋杉雄さんが2022年にテレビでhosted payloadに関して解説しているのを視聴し私の認識間違いを知った。 引用したかったが検索失敗した。残念。

以前調べた内閣府の公開情報を確認し直そうと思った。 私の記憶間違いがわかった。 準天頂衛星(QZS:Sは一つ)に相乗りさせる話だったのに、情報収集衛星(IGS)に相乗りする話に私は私の記憶をいつのまにかすりかえていた。 どうりで内閣府の公開情報に当該記述がみつからないわけだ。 恥ずかしいことなので日記に記録。

当然であるが、記憶間違いを正すと検索が捗った。

補足

  • 準天頂衛星システム(QZSS:Sが二つ)の解説は、日本語版wikipediaより英語版の方がおすすめ。
  • space situation awareness (SSA)ではなくてspace domain awareness(SDA)という用語を本記事では使っている。

共感覚について勉強中

経緯

  • 音楽を聴いていて、ある音がつるつるしている、ざらざらしている、とか、ある音が硬い、柔らかいとか感じるのは何故なのか。ある方の評論を読んで意識するようになった。昔のこと。
  • 当初は修辞(rhetoric)の話かと思っていた。ただし:
    • 黄色い声といっても、声が黄色であるわけではない。
    • 白色雑音(white noise)といってもnoiseが白色であるわけではない。
  • NHK教育テレビジョンにおいてサヴァン症候群を扱った番組を視聴し、そこで共感覚(synesthesia)という言葉を知った。てがかりかもしれないと思った。

それから十数年後 ST-90-05の使い方 - nbhrskmtの日記

ST-90-05で音楽を聴いていて、柔らかさを感じる通様相性現象*1がありました。

と書いた。

調べてみたこと

  • 手元の電子辞書で「共感覚」を調べるとブリタニカ小項目事典日本語版にあり「通様相現象」項目へのリンクになっていた。 intermodalityというらしい。
    • intermodalを電子辞書で調べると、英和辞典の中に心理学の用語しての記述があった。英和辞典なので不採用。
    • 電子辞書の英英辞典にintermodalは存在したが心理学の用語としてのintermodalがみつからなかった。
  • グーグル検索してみた。関係しそうな用語がみつかった。

共感覚についての最近の知見」(2010)

cir.nii.ac.jp これを読んでみよう。 あ。typoみっけ。「触角」は誤り。本当は「触覚」だね:)

1.はじめに
  • intramodal synesthesia
  • intermodal synesthesia
    • 例:色聴(colored hearing)

私が調べているのは、intra-の方ではなくて、inter-の方だろう。

2.共感覚の一般的な特性
  • unidirectional
3.共感覚の実在性
4.共感覚の種類
  • sound synesthetic taste
    • 甘い音と私が感じたのはこちらかな。
  • sound synesthetic touch
    • 柔らかい音と私が感じたのはこちらかな。
5.共感覚にみられる個人差
8.共感覚と記憶
10.共感覚の説明理論
  • cross-activation説

宿題

  • 最近の論文を探そう。他の学説も学ぼう。
  • 本現象の先天的であるところはどこで、後天的であるところはどこか。
  • 音楽におけるtextureに本現象は関係しているか否か、関係しているとしてどう関係しているか。
  • 本現象を共感覚と呼んでよいのか。

提案

音を説明する際、隠喩よりも直喩で私は言うべき。 例えば「柔らかい音」とは言わず「(触覚に)柔らかさを感じさせる音」と言えば、 いわゆるオカルト呼ばわりを少し減らすことができるかも。

注意事項

  • 本現象が異常と主張したいわけではない。
  • 本現象がある人の能力が優れていると主張したいわけではない。

耳は大切に

ブログ練習を兼ねて(その3:markdownの表)

経緯

Yahooニュースで変な記述がある記事を先日みかけた。 元記事だろう「10億人の若者に難聴の恐れ、安全でない聴き方に警鐘」というCNNの記事を確認することにした。 いくつかのことがわかってきたので、後日反省が可能なように備忘録。

変な記述

当該箇所

CNN日本語記事 CNN英語記事
だが今回の研究によれば、1日に2時間半聴いただけで約92デシベルに相当する。 If you are listening for only 2½ hours over a day, that is the equivalent of about 92 decibels, the study said.

日本語記事の記述に二点変なところがある。 英語記事にも変なところがある。 和訳する時に気づいて欲しいが、CNNの英語記事自体が誤解を招く書き方をしているのではないか。

  • 「今回の研究」が一次文献だという誤解を招くかもしれない。
    • 「今回の研究によれば」ではなく、「今回の研究」が引用した文献を参考「にすれば」という意味でしょう。
    • 「今回の研究」の当該箇所において引用している文献番号は4番と15番の二つ。
  • どの音量で聴いても「1日に2時間半聴いただけで約92デジベルに相当する」というような誤解を招くかもしれない。
    • 伝えたいことは「約92デシベルで聴いた」場合「1日に2時間半」以下に抑える必要があるという意味でしょう。

「今回の研究」の内容を翻訳者は理解したのだろうか疑問に思う。

題名にも疑問

日本語記事の題名は煽るだけになっている。 しかし英語記事は解決法の存在も示す題名になっている。

CNN日本語記事 CNN英語記事
10億人の若者に難聴の恐れ、安全でない聴き方に警鐘 Study shows 1 billion young people are at risk for hearing loss. This is how to prevent it

「10億人の若者に難聴の恐れを示す研究、難聴を避ける方法とは」というような題名を私は日本語記事に期待した。

今の所の私の理解のまとめ

当該箇所の表現が誤解を招くと思う。 以下二種類の誤解が混入していると思う。

  • 英語記事の表現は、誤解を招く表現である。
  • 日本語記事は、英語記事の誤解を招く表現に誤解を重ねて翻訳したようにみえる。
    • 日本語記事から英語記事へのリンクを見つけられていない。記事の題名において英語版と違うところがあるが、日本語記事の責任者が変更したのか。日本語記事と英語記事は同じような内容にみえるが実は別記事なのだろうか。英語記事を翻訳したものが日本語記事と思ったが私の勘違いか。勘違いとしても日本語記事も英語記事も表現が変だけど。

記事の結論が適切に見えるだけに、細部の表現の不適切さがもったいない。

提案

我々への提案
  • 自明だが、CNNといえど内容を疑ってかかること。
    • 一般に、NHKであっても内容を疑ってかかること。
  • 元の論文があるなら、それを読むこと。
cnn.co.jpへの提案
  • 題名に「抄訳」とか「意訳」とつける。
  • リンクをつける。
  • 訳註をつける。
  • 改訂する。履歴を残す。

無料の記事では無理だろうか。

詳細

参考

CNN

日本語記事

www.cnn.co.jp

気になった箇所:

疾病対策センターCDC)が定める安全な騒音レベルの限度は85デシベルで週40時間程度。だが今回の研究によれば、1日に2時間半聴いただけで約92デシベルに相当する。

英語記事

edition.cnn.com

The US Centers for Disease Control and Prevention limits safe noise levels at around 85 decibels over 40 hours a week. If you are listening for only 2½ hours over a day, that is the equivalent of about 92 decibels, the study said.

今回の研究

CNN日本語記事がいう「医学誌BMJグローバル・ヘルス」に発表された以下が「今回の研究」。 CNN英語記事からリンクされたものが以下pdfファイル。

http://press.psprings.co.uk/gh/november/bmjgh010501.pdf (2022-12-14 リンク挿入間違えたようなので修正)

当該箇所の元になっただろう記述

「今回の研究」において92 dBと書いている所は一箇所だったのでたぶんこの記述。CNNの英語記事よりもわかりやすい英語。

For example, based on a maximum permissible level of noise exposure of 80 dB for 8 hours a day (40 hours/week) with a 3 dB exchange rate, the permissible exposure time of a 92 dB sound is 2.5 hours, of a 98 dB sound is 38 min, and of a 101 dB sound is only 19 min.

「今回の研究」とCNN日本語記事は書いていますが「研究」の言葉の意味するところに注意。 92 dBの音にさらされても許容できる時間は2.5時間というくだりは、「今回の研究」で初めてわかったことではなく、参考文献を参照する必要がある。

ST-90-05の使い方

ブログ練習を兼ねて(その2)

経緯

アシダ音響社のST-90-05を2022年春に購入して半年、私の使い方が悪いところもわかってきたので自省録。 使い方で簡単に直せるところは直し、EQによる補正を減らす方針としました。

詳細

高域が弱い?低域が強い?

ST-90-05を耳の上にのせる位置が、前方に約1センチ、上方に約1センチ、ずれていたようです。 後述する「位置決め」を読んで気がつきました。

対応方法
  1. 不要な紙を用意し、6センチ四方に切ります。
  2. この紙を八つ折りして角を適当に落とすと、全体が丸くなり、人差し指を入れる穴ができます。これで位置決めの紙ができました。
  3. この紙に人差し指を入れてから、その人差し指を耳孔にいれます。
  4. 人差し指を耳孔に入れたまま、親指と中指に紙の縁の位置を覚えさせます。これで準備完了。
  5. 親指と中指が覚えた位置にST-90-05をのせます。この位置を基準にして、耳介の痛みが少なくなる位置と音響上適切な位置が妥協できるよう細かな位置調節します。

位置決めの紙

確認方法

White noise - WikipediaPink noise - Wikipedia など、耳馴染みのノイズを聴いて、それらしく聴こえることを確認します。

耳介の痛み?

数時間使っていると耳介に痛みが出ることがあるため以下のようなことを試しました。

  • 先にST-90-05の位置決めを行なってからメガネをかけると耳が楽です。
    • メガネをかけたままST-90-05をのせると耳介が痛いです。
  • 先に述べた音響上適切な位置よりも前方にST-90-05をのせ、のせたままST-90-05を後方にずらすと、パッドによって対耳輪が倒され、耳が楽になるようです。
  • 試しに、ダンボール製のオーリングを耳にひっかけてからST-90-05を耳にのせると楽になりました。
    • ダンボール製のオーリングは、SONY社のMDR-CD900ST用に自作したものです。
    • パッドの前側にダンボールがはさまれる格好になるので、パッドの後ろ側の圧が減り、対耳輪への負担が減るのかもしれません。

耳が楽になる位置を現在も探っています。

蒸れる?

CD900STと比較して蒸れが少なく感じますが、さらに蒸れを減らす実験を続けています。

  1. キッチンペーパーを縦横等分割します。11センチ四方の紙が四枚とれると思います。二枚を左右に一枚づつ使用します。残り二枚は予備。
  2. 当該ペーパーを四つ折りして、折ったところに1センチの切り込みを入れます。展開すると中央に2センチの切り込みができると思います。
  3. ST-90-05の左右のパッドに当該ペーパーを被せて、輪ゴムで止めます。

これで何ヶ月、紙や輪ゴムが耐えるか試し始めました。

輪ゴムどめ

課題

物理
  • 後述する「周波数特性」を読むと数kHzが強めらしい。
    • sweep toneを流して聴いてみると、それらしいことが私にもわかりました。
主観
  • ST-90-05で音楽を聴いていて、柔らかさを感じる通様相性現象*1がありました。
  • バイオリンの音と比べてピアノの音が負けているというような感じがありました。
    • ピアノの音がハープシコードのような感じになることが少しありました。
    • ミシェペトの打鍵のきつさが和らいで聴こえました。
      • 鑑賞にはありがたいのですが、制作者が意図した音なのか心配です。

今後

使い方の悪いところを改善できるとよいです。 ただし角を矯めて牛を殺すことは避けたいです。

再生環境

Apple社のMac miniにST-90-05を直結。

  • 常用する音量はMacのいう10段階表示で1以下です。1/4の場合もあります。
  • ST-90-05に対して、いわゆるバーンインを行なっていません。自然にエージングしています。(追記:つまり聴いているだけです。)
  • フリージャズや現代音楽を主に聴いています。

参考にしたネット情報

位置決め

アマゾンのレビュー

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公式のレビュー

ST-90-05-K(黒色)ご購入者様レビュー -2022年8月 ご予約分- | ASHID...

但しオンイヤータイプのヘッドホンなので、ハウジング(イヤーパッド)の位置で音質が大きく変化します。上下方向は勿論なのですが、特に前後方向の位置の方が重要です。

周波数特性

レビュー記事

www.ear-phone-review.com

製作記事

ameblo.jp

頭が大きい場合、あるいは、側圧が強い場合

動画

www.youtube.com

CD900ST mod7

ブログ練習を兼ねて。

20年近く使用したSONYMDR-CD900STに加えた変更を備忘録。

課題と変更

  • 耳が物理的に痛い→変更4
  • 高域が強い、あるいは、音が聴覚上痛く感じる→トーンコントロールまたはEQで抑える以外に、変更5
  • 音の広がりが欲しい→変更6
  • 低域不足に感じる→トーンコントロールまたはEQで補う以外に、変更7

変更詳細

  1. いわゆる赤帯を剥がしフェルト貼り付け。ロゴを隠す。
  2. ゴム片の貼り付け。物理的にぶつけた場合に生じるパッカーンという大きな衝突音を弱めることができる。
  3. ウレタンリング除去。
  4. 横8センチ縦10センチのダンボールからオーリングを作り耳に引っ掛ける。イヤーパッドの厚みを約2ミリを増やし、耳が内壁にぶつかることを減らし耳が痛くなることを避ける。ダンボールなので蒸れが減るようだ。
  5. キッチンペーパーを適当な大きさに切りイヤーパッド内に入れる。harshnessを弱めることができるようだ。それと蒸れを減らすことも。当該ペーパーの取り付けや取り外しは容易。本変更はいつでも元に戻すことができる。*1
  6. 「ぷすっと改造」。つまようじを使って穴をあけた。*2
  7. 「ベントホール」をマスキングテープで塞ぎ、固着した「スリープレジスター」を耳かきで除去した。*3

画像

全景

淡い青色がキッチンペーパー

オーリング

ダンボール製のオーリング

*1:https://www.soundonsound.com/reviews/yamaha-ns10-story 元々はクリアマウンテンがYAMAHA社のNS-10の高域部に行った処置。本変更では低域にも影響するが高域と比べて低域への影響が少なく感じた。

*2:https://umbrella-company.jp/contents/sony-mdr-cd900st-pusu-mod/

*3:https://umbrella-company.jp/contents/mdr-cd900st-driver-tuning-mod/